2008年2月18日月曜日

Solarisヘルプ

Solarisでよく使うコマンドをメモ

●Routingテーブルの表示
# netstat -rn

●システムの起動と再起動
shutdown -i0 -g0 -y okプロンプトまで落とす
shutdown -i5 -g0 -y 電源断
shutdown -i6 -g0 -y 再起動

通常使うshutdownコマンドのオプション
-y 問い合わせに全てyesで答える。このオプションをつけないと、60秒後にshutdownを継続するかの問い合わせがある

-ix xには上記RUNレベルを入力する。
0 OSをshutdownし、システムを完全に停止状態にする。
1 adoministratorモード
2 マルチユーザーモード
3 デフォルトのモード
4 現在未使用
5 OSがshutdownされ、対話型ブートを待つ状態
6 OSリブートモード
s シングルユーザーモード

-gxx xxにはshutdownを開始するまでの時間を秒で指定する。デフォルトは60秒

●シングルユーザモード
# halt 再起動

●okプロンプト
# boot OSの起動

●電源のOFF
OpenBootのokプロンプトの状態で電源を切ってもかまいません。


●Solaris でテープドライブを操作
mt status テープ装置の接続確認
テープを入れていないと下記メッセージが表示される。
/dev/mt/0n : not tape loaded or drive offlien
mt fsf 1 1つ早送り
mt bsfm 1 1つ巻き戻し
mt rewind 全部巻き戻し
mt offline テープを排出(自動で全部巻き戻しされる)

アクセスするには「/dev/rmt/0*」を使います。
この下にはいくつかファイルが用意されています。各ファイル接尾辞の意味はマニュアルにありますが、とりあえず以下のものをつけることにします。

* c ... 圧縮する (compress)
* b ... Berkley 方式
* n ... 巻き戻さない (no rewind)

これらをまとめて、実際に使うデバイスは「/dev/rmt/0cbn」にします。

-書き込み
tar コマンドを使います。まず、現在記録している最後の位置までテープを移動させます。
% mt eom
テープの動作が終了したら
% mt st
今から書き込むファイル番号を確認しておきます。
% tar cvf /dev/rmt/0cbn file
これで、テープが動き出して file がテープに書き込まれます。今はデバイス名に n をつけていますので、終了後
% mt st
としてテープの状態を見ると、ファイル番号(file no)が 1 増えていることが分かります。

-復元
テープの中身を復元する必要が出た場合、次のようにしてやります。まず、復元したいファイル番号(file no)の位置まで移動します。例えば ファイル番号(file no) = 3 のものを復元する場合、
% mt asf 3
※書き込み後のファイル番号(file no)は1足した数が表示されているので、1引いた数を指定する。
% mt st
で file number が 3 になっていることを確認してください。 file number だけでは分からない場合、
% tar tvf /dev/rmt/0cbn
とすると、現在のファイル番号のアーカイブにあるファイル名が表示されます。
現在のファイル番号のアーカイブを展開するには、
% tar xvf /dev/rmt/0cbn
としてやります。もしアーカイブ中の特定のファイル hoe/hoge.txt だけを展開したい場合は
% tar xvf /dev/rmt/0cbn hoe/hoge.txt
と指定してやります。
元のファイルのオーナーも復元する場合は、root になって
% tar xvfp /dev/rmt/0cbn
とします。

●OSのバックアップ
RAID1のHDを片方切り離して、OSのバックアップを行なう。
※テープ装置がサーバに接続されていることを前提
① Solarisにログイン後、rootユーザにスイッチ
② ミラー構成の確認
# metastat -p
d1 -m d10 d11 1    ← この行
d10 1 1 c0t0d0s0
d11 1 1 c0t1d0s0
※コマンド結果の「d1」行の「d10」「d11」をメモをとる
 「d10」「d11」は環境により違いますので以下を読替えて下さい。
③ サーバシャットダウン
  # shutdown -y -i0 -g0
④ シングルユーザモードで起動
ok boot -S 
⑤ 起動後、Solarisにrootでログイン
⑥ テープ装置の接続確認
  # mt status
エラーでないことを確認
⑦ 片面ミラーのオフライン
# metaoffline d1 d11
⑧ ufsdumpコマンドでテープにバックアップ
# ufsdump 0uf /dev/rmt/0n /dev/md/rdsk/d11
⑨ ミラーの状態を戻す
# metaonline d10 d11
⑩ テープを巻き戻す
# mt /dev/rmt/0 rewind
⑪ 再起動


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